医療従事者の為の最新医療ニュースや様々な情報・ツールを提供する医療総合サイト

QLifePro > 医療ニュース > 医療 > 米ワシントン州、マリファナ所持 医療目的以外でも合法化

米ワシントン州、マリファナ所持 医療目的以外でも合法化

読了時間:約 1分4秒
このエントリーをはてなブックマークに追加
2012年11月14日 PM04:43

ワシントン州のマリファナ所持、合法化

ロイター紙の報道によると、ワシントン州のなどの人口の多い2州では、成人の嗜好品としてのマリファナ合法化が投票の結果可決されたことを受け、警察当局は、マリファナ所持によって検挙された人物のリストを削除していく方針だ。

(画像はイメージです)

犯罪者リストを削除、米国で初

ワシントン州とコロラド州では、有権者主導で政府と共に行われたドラッグ合法化に関する投票法案での可決により、1オンス(28,5g)以下のマリファナ所有は罪に問われないアメリカで最初の州になる。

ワシントン州の合法化案は55%以上の賛成、45%以下の反対票により可決され、来月にも実施される。ワシントン州にあるシアトルの検察官などは、現在係争中の225件の薬物所有に関する裁判を棄却すると発表した。

ただ、今回の合法化は、マリファナを非合法な薬品としている連邦法に対して矛盾することになる。アメリカ法制当局はこの票決に対して、どう対応するかはまだ何も発表していない。

販売許可に法整備を急ぐ

マリファナ所持の合法化に付け加えて、ニューワシントンとコロラドでは大麻販売の合法化も認め、多くの州でアルコール販売に課されているように州の販売免許の店に対して税金を課す。これらの対策にはより時間がかかるであろう。

ワシントン州とコロラド州では、治療目的のマリファナ所持は他の15州やコロンビア地区と同様にすでに合法化されている。

これらの州のいくつかの連邦検事は、患者への治療用の大麻支給に見せかけて大規模に取引しているとみられる植物園や薬局の取り締まりを開始した。

▼外部リンク

ロイター紙(Yahoo newsより)
http://news.yahoo.com

このエントリーをはてなブックマークに追加
 

同じカテゴリーの記事 医療

  • OTULIN関連自己炎症症候群の常染色体顕性遺伝形式発症を確認、世界初-横浜市大ほか
  • 膵がん、線維化形成に関与するタンパク質ROCK2を同定-岡山大ほか
  • EYS関連網膜色素変性に視細胞変性への光暴露が関与、ヒトiPS細胞で解明-理研ほか
  • NGLY1欠損症、オキシトシン治療でモデルマウスのけいれん様症状抑制-理研ほか
  • 汗孔角化症、FDFT1遺伝子のエピゲノム異常が発症に関わることを発見-神戸大ほか